あおぞら眼科ワンポイントレッスン|結膜下出血(白目の部分に起こる出血)

結膜下出血(白目の部分に起こる出血)

白目(結膜)の薄い膜の下の細い血管からほんの少し出血した状態が『結膜下出血』です。自覚症状は殆ど無く、周囲の人から「白目が赤い」と言われたり、ご自身で鏡を見て初めて白目が赤くなっていることに気付くことがほとんどです。
*眼底出血とは違います!
眼底出血は眼の奥の網膜に起こる出血であり、ご自分で鏡で見て分かるものではありません。
眼底出血は高血圧や糖尿病との関連が疑われますが、結膜下出血は全身疾患との関連が無いことがほとんどです

経過

普通、1~2週間で自然に吸収されてきれいな白目に戻りますが、中には1ヶ月程度かかるものもあります。結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく、視力低下の心配はありません。

原因と治療

* 原因不明の場合(ほとんどの場合が原因不明です。)
白目(結膜)の血管はいつも空気に曝され、また1日約2万回していると言われている瞬きによって機械的な刺激を受けていることが一つの原因と考えられていますが、何が引き金になったのか不明のものがほとんどです。
健康な方でも一生の間に何度かは経験するものとご理解ください。そのまま様子をみていても心配ないことがほとんどですが、日頃眼の乾きが気になる方は瞬きによる摩擦を軽くしての再発を防ぐためにしばらくの間、ドライアイ対策の目薬を使用することも良いでしょう。

* 眼の外傷によって起こる場合
眼外傷の場合には、感染の予防などの処置を行う必要があります。

* 急性結膜炎にともなって起こる場合
急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎などの場合に起こります。この場合は眼がゴロゴロする感じ、目やに、なみだ眼などの他の症状があります。

* 全身性疾患にともなって起こる場合
出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)にともなって起こることがあります。
繰り返し起こる場合は内科的な異常がないか検査をすることもあります。