あおぞら眼科ワンポイントレッスン|霰粒腫,麦粒腫,ものもらいについて

霰粒腫(さんりゅうしゅ)・麦粒腫(ばくりゅうしゅ)(ものもらい)

〔霰粒腫〕
まぶたの縁にあるマイボーム腺という脂の腺がつまって油分が溜まって出来るしこりです。通常痛みは少なく、細菌感染はともないません。
霰粒腫は麦粒腫と区別が難しい場合もあります。細菌感染がないとかえって静かに症状が長引いて、治療をしても症状が数ヶ月も続くことがあります。

〔麦粒腫〕
一般には『ものもらい』と呼ばれるもので、まぶたの縁にある脂の腺に細菌が感染して起こります。まぶたの一部が化膿して赤く腫れ、はじめは痛がゆい感じを生じます。次第に腫れや痛みが強くなり、充血やゴロゴロするといった症状が出てくることもあります。化膿が進むと腫れた部分が自然に破れて膿がでることもあります。膿が出てしまうとかえって自然に回復に向かいやすくなります。


※『ものもらい』という呼び方から、人から人へうつるような印象を受けるかもしれませんが、うつることはありません。まぶたに出来るニキビのようなものとご理解ください。

治 療

・一般的に抗生剤と消炎剤の点眼薬や抗菌剤の軟膏を使用します。炎症がひどい場合は抗生剤や抗炎症剤を内服する場合もあります。これでも腫れがひかない場合はまれに切開し排膿することもあります。

・脂腺の中に溜まっている油分を少しでも外に出すためと、他のマイボーム腺に新たにものもらいが生じないようにマッサージをお勧めしています。マイボーム腺という脂の腺は睫毛の生え際に沿って並んでいますのでそこから脂を軽く押し出すつもりでまぶたの縁を軽く10秒から15秒ほど圧迫します。蒸しタオルをあててまぶたを温めた後にマッサージするとマイボーム腺に貯留した油が融解しているためより効果的です。お風呂に入りながらすると良いでしょう。

予防と対策

・ 疲労や睡眠不足に注意し、十分な休息を取るよう心がけて下さい。

・ 麦粒腫や霰粒腫は「にきび」と性質が似ています。ピーナッツ、チョコレートなど一般的に「にきび」をできやすくする食品は控えた方が良いでしょう。

・ 花粉症の時期はかゆくて眼をこするためにものもらいが出来やすくなると言われています。花粉症によるかゆみをコントロールして、こすらなくても済むようにしましょう。

* 麦粒腫、霰粒腫ができていてもコンタクトレンズは使用できますが、レンズを入れた時にゴロゴロする場合、炎症がひどく白目まで充血しているような場合は使用を控えて下さい。